XMのトルコリラ取引ガイド｜基本情報やスワップポイントで稼ぐ方法も解説

XM(XMTrading)のトルコリラ取引は、高金利通貨のスワップポイントを狙う戦略として人気があります。

トルコリラは値動きが大きく、短期トレードだけでなく長期保有でも利益を狙える通貨として注目されており、金利差を活かしてスワップ収益を得るトレーダーも少なくありません。

本記事では、XMのトルコリラ取引の基本情報からスワップポイントで稼ぐ方法、取引手順や押さえておくべき注意点まで詳しく解説します。

XMのトルコリラ取引とは？基本情報まとめ

XMのトルコリラ取引とは、高金利通貨特有のスワップポイントを得ながら、相場の値動きを活用して利益を狙う高ボラティリティ型のFX取引のことです。

XMでは「USD/TRY（米ドル／トルコリラ）」と「EUR/TRY（ユーロ／トルコリラ）」の2通貨ペアを取り扱っています。

日本のFX業者で一般的な「TRY/JPY（トルコリラ／円）」は対象外です。

ドルやユーロとの動きは概ね連動しており、実質的には同様の値動きを捉えることができます。

主なトルコリラ取引の仕様は次の通りです。

項目	内容
取扱通貨ペア	USD/TRY、EUR/TRY
最大レバレッジ	100倍（他通貨より制限あり）
最小取引単位	0.01ロット（1,000通貨）
取引時間	平日24時間（メンテナンス時を除く）
対応口座	スタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座、KIWAMI極口座
平均スプレッド	USD/TRY：約50〜60pips、EUR/TRY：約80〜100pips
スワップポイント	買いと売りで発生額に大きな差あり

XMのトルコリラペアはレバレッジが100倍に制限されますが、国内FX業者の25倍と比べれば十分な取引余力があります。

高金利通貨ならではのスワップポイントが魅力ですが、同時にトルコ経済や中東情勢の影響を強く受けるため、為替変動リスクも大きい通貨です。

「高金利・高インフレ」の特徴を理解し、スワップ狙いと値動きの両面から戦略を立てることが重要です。

XMのトルコリラ取引で稼ぐ方法

XMでトルコリラを取引して利益を得るには、大きく分けて4つの戦略があります。

スワップポイントで稼ぐ

XMでトルコリラ取引を行う際は、スワップポイントを狙って稼ぐ方法が有効です。

トルコリラは世界的にも金利が高いため、買いポジションを保有するとスワップ益を受け取れる可能性があります。

実際、ユーロ売り・トルコリラ買いでは1日あたり数千円単位のスワップ収入が見込めることもあります。

ただし、スワップは金利差だけで決まるわけではなく、XM独自の調整も含まれるため、金額には日々変動があるので注意しましょう。

確認項目	内容
ポジション方向	トルコリラ買いでスワップ受け取り、売りで支払い
スワップ変動	経済情勢や政策金利で日々変化
水曜の特徴	水曜のロールオーバーでは3日分のスワップが発生

スワップはポジションを決済して初めて確定するため、引き出しはできません。

また、トルコリラは下落リスクも高く、為替差損で利益が相殺されることもあります。

長期運用を検討するなら、余裕資金での慎重な取引が欠かせません。

スキャルピングで稼ぐ

XMでトルコリラをスキャルピングで取引する場合、短時間で値動きを狙う戦略が鍵になります。

スキャルピングとは数秒から数分単位で小さな値幅を積み重ねていく取引方法で、変動の大きいトルコリラでは利益機会が多く存在します。

ただし、スプレッドが広く不規則な値動きが多いため、初心者が安定して勝つのは簡単ではありません。

スキャルピングで稼ぐための主なポイントは次の通りです。

ポイント	内容
コスト管理	スプレッドの狭いUSD/TRYを選ぶ、またはゼロ口座を活用して取引コストを抑える
時間帯選び	ロンドン～ニューヨーク市場（日本時間夕方〜深夜）が狙い目
ニュース対応	政策金利やインフレ指標、米国・中東関連の報道には注意

トルコリラは短期売買よりもスワップ運用やトレンドフォローに適しているため、スキャルピングは経験を積んだ上級者向けの戦略と考えましょう。

トレンドフォローで稼ぐ

XMでトルコリラをトレンドフォローで取引する場合は、相場の流れに素直に乗ることが基本です。

トルコリラは長期的に下落傾向が続いており、USD/TRY（ドル／トルコリラ）では米ドル買い・トルコリラ売りの順張りが優勢です。

ただし、売りポジションでは毎日スワップ支払いが発生するため、長期保有の負担を考慮しておくことが重要です。

トレンドフォローで稼ぐための主なポイントは以下の通りです。

ポイント	内容
長期トレンドの把握	週足・月足チャートで方向性を確認し、主要な節目を意識する
押し目・戻り目でエントリー	トレンドに沿いつつ、有利な価格帯でポジションを構築する
明確な利確・損切りルール	トレーリングストップを活用して利益を伸ばす
スワップの影響を考慮	長期売りではスワップ負担が増えるため、値幅狙いでカバーする

トルコリラは突発的な反発も起こりやすいため、ファンダメンタルズとテクニカルを両立して判断する姿勢が大切です。

XMでは分析ツールやニュース配信も充実しているため、市場の流れを読み取りながら柔軟に戦略を組み立てると良いでしょう。

XMのボーナスを活用すれば、少ない自己資金でもトルコリラ取引で効率的に利益を狙えます。

ボーナスを活用して稼ぐ

XMでは主に3種類のボーナスが用意されています。

ボーナス種類	内容・特徴
口座開設ボーナス	新規口座開設で15,000円分のトレード資金を獲得可能。入金不要で取引を試せる
入金ボーナス	初回100%、以降20%（総額上限約50万円）まで付与。証拠金を実質倍増できる
XMP（ロイヤルティポイント）	取引量に応じてポイントが貯まり、現金やボーナスに交換可能

例えば口座開設ボーナスでUSD/TRYの小ロット取引を試し、慣れたら入金ボーナスを活用してポジションを拡大する流れが理想的です。

なお、ゼロ口座はボーナス非対応のため、スタンダード口座またはマイクロ口座を選ぶと良いでしょう。

XMのボーナスを戦略的に活かせば、トルコリラの変動リスクを抑えつつ、安定的に収益チャンスを広げられます。

XMでトルコリラを取引する手順

XMでトルコリラ取引を始める手順を解説します。

難しい作業はなく、海外FX業者の初心者でも数十分もあればトレードを開始できるでしょう。

XM公式サイトから新規口座を開設する

XMでトルコリラを取引するには、まずXM公式サイトからリアル口座を開設します。

登録手順はシンプルで、以下の流れで完了します。

トルコリラは全口座タイプで取引可能です。

ボーナスを活用したいならスタンダード口座かマイクロ口座、低スプレッド重視ならゼロ口座やKIWAMI極口座が向いています。

申し込み後に身分証と住所確認書類をアップロードすれば、最短で1時間ほどで口座が有効化され、すぐにトルコリラ取引の準備が整います。

取引プラットフォームを入手する

XMの取引は、MT4（MetaTrader4）またはMT5（MetaTrader5）のいずれかを使って行います。

XM公式サイトの「プラットフォーム」ページから、自分の端末に合わせてWindows版・Mac版・スマホアプリ版を選び、ダウンロードしましょう。

インストール後はXMから届いたメールに記載のログインID・サーバー名・パスワードを入力してログインします。

スマホアプリではメールアドレスでのログインも可能です。

正しく接続されると、為替レート一覧やチャートが表示され、トルコリラの取引準備が完了します。

トルコリラの通貨ペアを表示する

プラットフォームを開いても、最初はトルコリラの通貨ペアが気配値に表示されていないことがあります。

「気配値（マーケットウォッチ）」ウィンドウ内で右クリックし、「すべて表示」を選びましょう。

XMが提供する全ての通貨ペアが一覧で表示され、EUR/TRYやUSD/TRYも確認できます。

見つけたら通貨ペアを右クリックして「チャート表示」を選択すると、中央にトルコリラの価格チャートが開きます。

表示できれば準備完了で、次はこのチャートから新規注文の発注に進みます。

新規注文を発注し取引を開始する

チャートが開いたら、いよいよトルコリラの取引を始めます。

MT4やMT5の画面上部にある「新規注文」ボタンをクリック（またはF9キー）すると、発注ウィンドウが表示されます。

ここで取引数量（ロット数）を入力し、「成行買い」または「成行売り」を選択すれば注文が成立します。

たとえばUSD/TRYを1ロット買う場合は、米ドル10万通貨・トルコリラ売りのポジションを保有する形になります。

発注後は「取引」タブでポジションの状況を確認でき、テイクプロフィット（利益確定）やストップロス（損切り）を設定してリスクを管理します。

XMでトルコリラを取引するメリット

XMでトルコリラを取引することのメリットを整理してみましょう。

他社では得られないXMならではのメリットがいくつもあるので、ぜひ参考にしてみてください。

豊富なボーナスで自己資金以上の取引ができる

XMでは、豊富なボーナス制度を活用して自己資金以上の取引が可能です。

新規口座開設時のボーナスに加え、入金ボーナスや取引量に応じて貯まるロイヤルティポイントなど、段階的に資金を増やせる仕組みが整っています。

これらのボーナスは証拠金として利用できるため、トルコリラのように値動きが大きい通貨を取引する際のリスク緩和にも役立ちます。

資金に余裕がない初心者でも、XMのボーナスを上手に使えば無理なくトルコリラ取引を始められるでしょう。

取引ツールや情報コンテンツが充実している

XMでは、取引ツールと情報コンテンツの両面が非常に充実しています。

世界的に評価の高いMT4・MT5を採用しており、高精度なチャート分析や自動売買（EA）も使えます。

さらに公式サイトでは、市場レポートや経済カレンダー、テクニカル分析などの情報を随時更新しています。

日本語サポートも24時間対応しており、メールやチャットでの問い合わせもスムーズです。

初心者が安心して学びながら取引できるだけでなく、上級者にも満足度の高い取引環境がXMには揃っています。

ゼロカットシステムで追証なし

XMではゼロカットシステムが採用されており、万一トルコリラの急変動で口座残高がマイナスになっても、追加の支払いは一切発生しません。

損失はXM側が補填し、残高を自動でゼロにリセットしてくれます。

これは海外FXならではの強力な保護制度で、トルコリラのように値動きが激しい通貨を扱う際には大きな安心材料です。

国内業者では追証が発生するケースもあるため、ゼロカットによって「預けた資金以上の損失を負わない」環境は非常に魅力的です。

XMでトルコリラを取引するデメリット・注意点

XMでトルコリラ取引を行う際には気を付けておきたいデメリットや注意点も存在します。

以下では、XMでトルコリラを取引するデメリット・注意点を整理していきます。

主要通貨に比べてスプレッドが広い

XMでトルコリラを取引する場合、主要通貨ペアよりもスプレッドが大幅に広い点に注意が必要です。

たとえばUSD/TRYでは平均50〜60pips、EUR/TRYでは80〜100pips前後が一般的な水準です。

ドル円など主要通貨の1〜2pipsと比べると格段に広く、エントリー直後から大きな含み損を抱える形になります。

また、早朝や急変動時にはスプレッドが数百pipsに拡大することもあります。

トルコリラはコスト負担を覚悟したうえで、長期保有を前提に取引するのが現実的です。

レバレッジは最大100倍までの制限がある

XMでは通常の通貨ペアで最大1000倍のレバレッジが利用できますが、トルコリラ取引では最大100倍までに制限されています。

ハイレバ環境に慣れたXMユーザーにとっては物足りなく感じるかもしれませんが、トルコリラの値動きの激しさを考えれば妥当な水準です。

少額資金で大きなリターンを狙うには制約となる一方、過度なリスクを避ける安全弁として機能しているとも言えるでしょう。

為替相場の変動が非常に大きい

XMでトルコリラを取引する際は、為替変動の大きさに注意が必要です。

トルコリラは高金利通貨として知られていますが、同時にボラティリティが非常に高く、1日で数％動くことも珍しくありません。

特に市場参加者が少ない時間帯や週明けは、窓開けによって想定外の価格でスタートするリスクがあります。

週末の政治ニュースや政策変更が相場を大きく動かすことも多く、ポジション管理を怠ると一瞬で強制ロスカットされる危険もあります。

桁違いのインフレ率による下落リスクがある

XMでトルコリラを取引する際に最も注意すべきなのが、異常なまでのインフレ率による通貨下落リスクです。

トルコは長年にわたって高インフレに苦しんでおり、2020年代以降も物価上昇率が数十％に達する局面が続いています。

中央銀行は金利を年40％超に引き上げて対応しましたが、それでもリラ安の流れを止められません。

高金利という魅力の裏には、それ以上のスピードで進む通貨価値の下落が潜んでいます。

トルコリラを長期保有する際は、金利収入だけで安心せず、定期的に損益を確認しながら慎重に管理する姿勢が求められます。

XMでトルコリラを取引できないときの原因と対処法

実際にXMでトルコリラを取引しようとした際、「あれ、うまく取引できない…？」という状況に陥ることがあります。

以下では、初心者が陥りがちなトルコリラが取引できない原因とその対処法を紹介します。

気配値にすべての通貨ペアを表示していない

XMでトルコリラが取引できない場合は、気配値にすべての通貨ペアを表示していないことが原因のひとつです。

MT4やMT5では、初期設定で主要通貨ペアのみが表示されており、USD/TRYやEUR/TRYなどのマイナー通貨は非表示になっていることがあります。

そのため、一覧にトルコリラ関連のペアが見つからず、取引できないと誤解しがちです。

対処法としては、マーケットウォッチ（気配値表示）画面上で右クリックし、「すべて表示」を選択します。

表示後はダブルクリックで注文画面を開けば、問題なく取引を始められます。

TRY/JPYを取引しようとしている

XMでトルコリラを取引できない場合、TRY/JPYを取引しようとしていることが原因の可能性があります。

XMではトルコリラと円の直接ペアであるTRY/JPYは提供されておらず、取引できるのはUSD/TRYとEUR/TRYの2種類のみです。

そのため、TRY/JPYで注文しようとしても発注エラーになります。

もしトルコリラを円建てで取引したい場合は、他の業者を利用するか、USD/TRYとUSD/JPYを組み合わせて疑似的にポジションを作る方法があります。

初心者はXMで提供されているUSD/TRYまたはEUR/TRYを選び、通常通り口座通貨ベースで損益計算される形で安心して取引を行いましょう。

必要証拠金が不足している

トルコリラの注文ボタンを押しても反応しない場合、証拠金の余力が足りていない可能性があります。

トルコリラは値動きが激しく、必要証拠金が他の通貨ペアより多めに設定されているため、少しの資金不足でも発注が弾かれてしまいます。

特に、既に他のポジションを多く保有している場合や、レバレッジを低く設定している場合は注意が必要です。

発注画面の「必要証拠金（Required Margin）」を確認し、有効証拠金と比較して余裕があるかをチェックしましょう。

資金が足りない場合は、ポジションの縮小や追加入金で対応できます。

マーケットの休場やシステムメンテナンス中

マーケットが閉まっている時間帯に注文を出しても、トルコリラは取引できません。

FX市場は週末の土日が休場で、この期間は全通貨ペアの発注が停止します。

また、平日の早朝にも日次決済処理のため約1時間ほど取引が一時的に止まり、その間に注文を出しても「マーケットが閉場しています」と表示されます。

さらに、XM側でシステムメンテナンスが行われている場合は事前に告知があるため、メールや会員ページで情報を確認し、再開まで待機するのが確実です。

相場急変時で一時的に取引が制限されている

トルコリラの取引が急にできなくなった場合、相場の急変でXMが一時的な制限を設けている可能性があります。

過去にはトルコリラ暴落時に、リスク管理のため一部ペアの新規注文を一時停止した事例がありました。

たとえば2018年のトルコショックでは、極端な値動きと流動性の低下により数日間の制限措置が取られています。

このような緊急対応が行われた場合、利用者側でできる対処は限られており、基本的には取引再開を待つしかありません。

慌てず公式からの再開通知を確認し、取引再開後に冷静にポジションを検討しましょう。

XMのトルコリラ取引に関するよくある質問と回答

最後に、XMでのトルコリラ取引について初心者の方から寄せられがちな質問とその回答をQ&A形式でまとめます。

まとめ

XMのトルコリラ取引は、高金利を活かしたスワップポイント狙いにも、値動きを利用した短期トレードにも対応できる通貨ペアです。

金利差を利用したスワップ収益は魅力的で、長期保有を中心にした戦略に向いています。

一方で、トルコ経済の不安定さや政策金利の変動によって相場が急変するリスクもあり、ポジション管理を怠ると大きな損失につながる可能性があります。

XMでトルコリラの取引を始めて、スワップポイントを狙った戦略に挑戦してみましょう。