XM(XMTrading)のスワップポイントは、通貨ペアをまたいで保有した際に発生する金利差調整による損益のことを指します。
ポジションを日をまたいで持ち越すだけで利益を得られる場合があるため、中長期トレードを好むトレーダーにとっては重要な収益源となります。

一方で、通貨の組み合わせや方向によってはマイナススワップが発生し、コストになることもあります。
そのため、事前に一覧表で各通貨のスワップポイントを確認しておくことが欠かせません。
そこで本記事では、XMのスワップポイントの基本情報から計算方法、稼ぐための戦略や最新のランキングまで詳しく紹介していきます。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントとは
スワップポイントとは、FXで通貨ペアを日をまたいで保有した際に発生する、2国間の金利差による損益調整です。
たとえば高金利の通貨を買い、低金利の通貨を売ると、ポジションを保有している間はスワップポイントを受け取れる場合があります。



逆に低金利通貨を買った場合は、スワップポイントの支払いが発生します。
XMでは、このスワップポイントが比較的高めに設定され、新興国通貨を含む取引で利息収益を狙う戦略にも対応可能です。
中でもトルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドなどの高金利通貨ペアでは、日々のスワップポイントが大きくなりやすい傾向があります。
また、XMにはスワップが発生しない「KIWAMI極口座」も用意され、ポジションの保有期間に関わらずスワップの影響を受けたくない方に向いています。
スワップ条件はブローカーによって異なるため、取引スタイルに応じた口座選びが重要です。
スワップポイント発生のタイミングと付与ルール
XMでは、スワップポイントは毎営業日、ニューヨーク市場のクローズ時(日本時間の午前6時、冬時間は午前7時)に発生します。
この時間をまたいでポジションを保有していると、その日分のスワップが自動的に付与される仕組みです。



ロールオーバー直前にポジションを決済した場合、その日のスワップは発生しません。
スワップは保有中のポジションに未実現損益として加減され、MT4・MT5の画面上で確認できます。
決済を行うと累積されたスワップが確定損益として残高に反映されます。
また、仮想通貨CFDについても、平日にポジションをまたげば同様にスワップが発生しますが、土日は対象外です。
水曜日は「スワップ3倍デー」
XMでは、水曜のニューヨーク市場クローズ時(日本時間の木曜早朝)にポジションを持ち越すと、スワップポイントが通常の3倍になります。
これはFX取引の決済日(受渡日)のルールに基づき、水曜分に週末(土日)のスワップをまとめて加算する仕組みです。
たとえば、通常1日あたり+100円のスワップが発生するポジションなら、水曜から木曜にかけては+300円が付与されます。



もちろん、マイナススワップも3倍になるため、思わぬ損失につながる可能性もあります。
初心者の方は、水曜のスワップポイントには十分な注意が必要です。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントの一覧表


XMでは、通貨ペアごとにスワップポイント(買い・売り時の金利調整額)が細かく設定され、プラススワップ(受け取り)・マイナススワップ(支払い)が日々変動します。
下記は2025年6〜7月時点の代表的なスワップポイントの一覧です。
通貨ペア (1ロット) | 買スワップ (ロング) | 売スワップ (ショート) |
---|---|---|
USD/JPY (米ドル/円) | +1,200円 | -2,900円 |
EUR/JPY (ユーロ/円) | +1,400円 | -2,360円 |
GBP/JPY (ポンド/円) | +2,200円 | -3,390円 |
AUD/JPY (豪ドル/円) | +620円 | -1,749円 |
NZD/JPY (NZドル/円) | +978円 | -1,782円 |
USD/CHF(米ドル/スイスフラン) | +1,037円 | -2,041円 |
EUR/USD (ユーロ/ドル) | -1,088円 | +168円 |
GBP/USD (ポンド/ドル) | -609円 | -412円 |
USD/TRY (ドル/トルコリラ) | -11,356円 | -3,268円 |
USD/MXN(ドル/メキシコペソ) | +1,000円程度 | -3,000円程度 |
EUR/ZAR (ユーロ/南アフリカランド) | +649円 | -4,057円 |
USD/ZAR (ドル/南アフリカランド) | +35円 | -2,415円 |
ドル円やユーロドルといった主要通貨はもちろん、メキシコペソやトルコリラなど高金利通貨を含むペアも対象です。
さらに、金や銀などの貴金属CFDもスワップが発生するため、取引前にスワップの方向と大きさを把握しておくことが大切です。



詳しくはXMの公式サイトでも随時確認できます。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントの計算方法


XMでは各銘柄のスワップポイントがあらかじめ取引プラットフォーム上に表示され、自動的に口座残高通貨へ換算されます。
しかし「1日あたり何円のスワップになるのか」を理解するために、計算方法の仕組みも押さえておきましょう。
基本的なスワップポイントの計算式
XMでスワップポイントを計算する際には、いくつかの要素が関係します。
通貨ペアの契約サイズ(1ロットの取引数量)、スワップポイント(買い/売り別に設定)、そしてレートの小数点位置(ポイント単位)です。
基本的な計算式は次の通りです。
スワップ損益(1日)= 契約サイズ × 最小ポイント単位 × ロット数 × スワップポイント
このとき、算出される金額は「通貨ペアの右側の通貨(決済通貨)」で表されます。



たとえばUSD/JPYなら日本円、EUR/USDなら米ドル建てです。
取引口座の基本通貨が決済通貨と異なる場合は、現在の為替レートを使って円換算する必要があります。
ドル建てスワップを円換算するには「USD/JPYのレート」を掛け算して調整します。
XMではこの計算が自動で行われるため、取引画面上ではすでに日本円換算されたスワップ金額が表示されます。
スワップポイントの計算例
XMのスワップ計算を具体例で見てみましょう。
たとえば日本円口座で「USD/JPY」を1ロット(10万通貨)ショートし、売りスワップが-3.8ポイントだった場合、
100,000 × 0.001 × 1 × -3.8 = -380円
となり、1日あたり約380円のマイナススワップが発生します。
ロングの場合でスワップが+1.2ポイントであれば、同様に+120円となります。
また「EUR/USD」のように決済通貨がドルの場合、たとえば買いスワップが-5.42ポイントなら、
100,000 × 0.00001 × 1 × -5.42 = -5.42 USD
この金額をUSD/JPYの為替レート(例:110円)で換算し、約-596円のマイナススワップになります。



計算が面倒な場合は、XM公式サイトのスワップ計算機を使えば、リアルタイムの情報で自動計算できます。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントランキング
XMでスワップポイントが高い通貨ペアをランキング形式で紹介します。
一般的にスワップポイントが大きく稼げるのは、金利差の極端に大きい通貨ペアで、2025年現在では以下のような通貨ペアが高スワップの代表格です。
通貨ペア | 方向 | スワップポイント(1日) | 解説 |
---|---|---|---|
EUR/TRY | ショート | +4,000~4,600円 | トルコリラの超高金利を活かしたペア。XMでは調整ありだが依然高水準。 |
USD/TRY | ショート | +3,000~3,300円 | 同じくトルコリラ絡みで、米ドルとの金利差が収益源に。 |
GBP/JPY | ロング | +2,000~2,200円 | 円安と金利差の恩恵で、主要通貨中トップクラス。 |
EUR/HUF | ショート | 約+2,000円 | ハンガリーフォリントの高金利を活かした組み合わせ。 |
USD/HUF | ショート | 約+1,500円 | EUR/HUFよりやや低いが安定した収益性。 |
USD/MXN | ショート | 約+1,000円 | メキシコペソの高金利を背景に人気の高スワップペア。 |
XMではロングでスワップを得られるペアよりも、ショートでスワップ益が期待できる通貨ペアが多く見られます。



高スワップを狙うには「逆方向での大きなマイナススワップ」や「急な為替変動」のリスクにも注意が必要です。
戦略を立てる際はスワップポイントだけでなく、通貨の値動きやXMの調整ルールも考慮しましょう。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントで稼ぐコツ
スワップポイントを上手に活用すれば、ポジションの長期保有でコツコツ利益を積み重ねる「スワップ投資」も可能です。
XMでスワップポイントで稼ぐためのコツは以下の5つです。
高金利通貨ペアを選ぶ
スワップポイントで利益を狙うなら、まずは高金利通貨ペアを選ぶことが重要です。
XMでは、メキシコペソ円(MXN/JPY)や南アフリカランド円(ZAR/JPY)などの新興国通貨との組み合わせが人気です。
これらの通貨は政策金利が高いため、日本円のような低金利通貨と組み合わせることで金利差が生まれ、日々スワップ収入が得られます。



米ドルや英ポンド、カナダドルといった主要国通貨も、日本円と比べると相対的に金利が高く、スワップ狙いの候補になります。
数週間から数ヶ月の中長期で保有すれば、為替変動に左右されにくく、安定的にスワップ益を積み上げていくことも可能です。
長期運用前提でレバレッジは控えめにする


スワップポイントで利益を積み上げるには、ポジションを長期間安定して保有し続けることが前提です。
そのために、強制ロスカットを避けるための証拠金管理が欠かせません。
XMの最大レバレッジは1000倍と非常に高い水準にありますが、スワップ運用ではこの恩恵をフルに使うのはリスクが大きすぎます。



為替が少しでも逆行すれば、証拠金維持率が一気に下がり、スワップ利益どころかポジションごと失う危険があります。
そこで、レバレッジを実質的に10倍以下に抑えるなど、余裕を持った資金配分で運用するのが理想です。
価格変動が大きいトルコリラやメキシコペソなどの通貨は、急変動による含み損にも耐えられる状態でポジションを保つことが安定収益のカギになります。
スワップ3倍デーを活用する
XMでは毎週水曜日のスワップポイントが「3日分」付与される仕組みを採用しています。
このタイミングを活用することでスワップ益を効率的に積み増しできます。
たとえばプラススワップの通貨ペアを保有している場合、水曜を跨いでポジションを維持すれば、通常の3倍のスワップを一度に獲得可能です。



一方で、マイナススワップのポジションは水曜の前に一度手仕舞いしておくことで、余計なコストを避けることも可能です。
ただし、水曜夜や木曜早朝はスワップ狙いの思惑から相場が荒れることもあり、スプレッド拡大や突発的な価格変動に注意が必要です。
スワップ3倍デーは大きなチャンスですが、リスク管理も忘れずに行いましょう。
為替レートの見通しも考慮する
スワップ投資では、金利差によるスワップ収益だけでなく、為替レートの値動きによるキャピタル損益も同時に発生します。
仮にスワップでプラスが積み上がっていても、通貨そのものが大幅に下落してしまえば、結果としてトータルでマイナスになることもあります。
高金利通貨はインフレや地政学リスクの影響を受けやすく、通貨価値が急落する局面も少なくありません。



金利だけでなく通貨の先行きや経済情勢にも目を配りながら、通貨ペアを慎重に選ぶ必要があります。
為替が中長期で安定している、あるいは上昇トレンドにある通貨を選べば、スワップと為替差益の両方を狙う運用が可能になります。
両建てや他社併用によるスワップ獲得は避ける
異なる業者間で買いと売りを同時に保有する「両建てスワップ狙い」や、XM内で買い売りの両ポジションを建ててスワップポイントだけを稼ごうとする手法は、現実には多くのリスクが伴います。



たとえ理論上は利益が出そうに見えても、実際には違います。
スプレッドによる損失やスワップ水準の変更、約定タイミングのズレなどで逆にマイナスになるケースも多いです。
さらに、XMでは明確に「スワップ目的の不正な両建て取引」は禁止対象とされ、アカウントの制限やボーナス取り消しのリスクも否定できません。
確実にスワップ収益を得るには、片側のロングポジションを長期保有する王道の運用スタイルを選ぶ方が現実的です。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントに関する注意点
スワップポイントを扱う上で、知っておくべき重要な注意点をまとめたので、思わぬ損失を防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。
マイナススワップは隠れた取引コストになる
スワップポイントは、ポジションを持ち越した際に発生する金利調整額です。
プラスであれば利益として積み上がりますが、マイナスの場合は日々のコストとして引かれていきます。
特に高金利通貨を売るようなポジションでは、マイナススワップが大きくなりやすく、数日で想像以上のコスト負担になることがあります。
短期売買ならさほど影響しませんが、スイングトレードや長期保有ではじわじわと資金を削られます。



トータルの損益に大きく影響する場合もあるため注意が必要です。
スワップポイントは常に変動しマイナスになる可能性もある
スワップポイントの金額は固定ではなく、各国の政策金利や市場金利の変動に応じて日々変わります。
かつては高金利だった通貨が利下げに転じたり、逆に低金利の通貨が利上げによってスワップの条件が逆転することもあります。
近年では、トルコリラや南アフリカランドなどがその典型で、政策転換によってスワップ益が一転してマイナスになるケースも見られました。



「この通貨なら大丈夫」と決めつけず、相場の動きと金利情勢の変化にアンテナを張る必要があります。
水曜の3倍スワップによる損失が発生する恐れがある
FXでは水曜日のロールオーバー時に3日分のスワップが加算されるルールがあります。
これは週末分を含めた調整のためですが、マイナススワップのポジションを水曜に持ち越すと、その負担も3倍になるため注意が必要です。



金利差が大きい通貨ペアを売っている場合などは、数千円規模のマイナススワップが一気に発生することもあります。
水曜は一見何でもない平日に見えますが、スワップ狙いの売買では意外な落とし穴になりやすいため、事前に意識しておくと安心です。
スワップポイントだけを現金化し引き出すことはできない
スワップポイントで得た利益は、ポジションを保持している間は「含み損益」の一部として扱われます。
そのため、スワップ分のみを現金化して出金することはできません。
長期保有によってスワップが積み重なっていたとしても、ポジションを決済しない限りは口座残高に反映されない仕様です。



スワップを利益として確定させるには、取引を終了させる必要があります。
逆に決済のタイミングで為替差損が発生すれば、スワップ分の利益も相殺される可能性がある点に注意が必要です。
KIWAMI極口座では一部銘柄でスワップポイントが発生しない


XMでは「KIWAMI極口座」というユニークな口座タイプがありますが、これを利用することで一部の銘柄でスワップポイントが発生しません。
対象となるのは、主要通貨ペアの大半(EUR/CADを除く)や、金・銀などの人気銘柄です。
長期間ポジションを保持しても金利コストを気にせず取引できる一方、プラススワップが受け取れない点には注意が必要です。
また、不正な目的でスワップフリー口座を利用した場合、アカウントが制限される可能性もあるため、慎重に運用する必要があります。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
XMのスワップポイントに関するよくある質問と回答
最後に、XMのスワップポイントについて初心者の方から寄せられがちなよくある質問にQ&A形式で回答します。
まとめ
XMのスワップポイントは、保有ポジションから発生する金利差によって収益を得るチャンスを提供しています。
通貨ペアごとのスワップ一覧や計算方法を把握することで無駄なコストを避け、効率よく利益を積み上げることが可能です。
スワップ狙いで中長期的に運用する場合は、事前の情報収集と適切な通貨の選定が成果に直結します。



取引条件をしっかり確認した上で活用すれば、XMのスワップポイントは立派な収益源になります。
ぜひ、自分の取引スタイルに合った通貨を見つけ、XMでのトレードに活かしてみてください。
\ 今なら13,000円のトレード資金がもらえる! /
コメント