【2025年最新】XMの手数料ガイド｜全7種類の手数料完全まとめ・節約・安くする方法も紹介

XM（XMTrading）の手数料は取引コストを左右する重要な要素です。

スプレッドや取引手数料だけでなく、入出金の際の負担やスワップポイント、さらには口座維持費や資金移動のコストまで把握しておくことで、無駄な出費を避けられます。

本記事では、2025年最新の情報をもとに、XMの手数料を種類ごとに整理し、節約につながる実践的なポイントまで解説します。

XMの手数料一覧表

XMでは、取引に関わる手数料が大きく7つの種類に分類できます。

基本的にスプレッドやスワップポイント以外の多くのサービスは手数料無料で利用できますが、条件によっては費用が発生する場合もあります。

以下に、XMの各種手数料の概要をまとめました。

手数料	XMでの取り扱い状況（2025年現在）
スプレッド	発生する（口座種別・銘柄により変動） 例：スタンダード口座のUSD/JPY平均約1.6pips、ゼロ口座平均約0.3pips
取引手数料（ゼロ口座のみ）	発生する（ゼロ口座のみ） ※1ロット往復あたり基軸通貨10通貨（=約$10相当） ※ゴールド：往復1%相当、シルバー：往復50%相当
入金手数料	無料（全額XM負担） ※銀行振込1万円未満の入金時は880～1500円の手数料発生
出金手数料	無料（全額XM負担） ※国内銀行出金40万円未満は一律2,500円の手数料、USDT出金300ドル未満は15ドルの手数料発生
スワップポイント	発生する（ポジション翌日持越し時） ※通貨ペア間の金利差調整額（プラスの場合もマイナスの場合もあり）
口座維持手数料	発生する場合あり ※90日以上取引や入出金がない休眠口座に月額$10
口座間資金移動の手数料	無料（XM内の自分名義口座間） ※基本通貨が異なる口座間では為替手数料0.3%が発生

XMのスプレッド

スプレッドは売値と買値の差で、FX取引の実質的なコストです。

XMでは口座タイプによってスプレッドの広さが異なり、選び方次第で取引コストに差が出ます。

以下は、主要通貨ペアの平均スプレッドの目安です。

通貨ペア	スタンダード	マイクロ	ゼロ	KIWAMI極
USD/JPY	約2.7pips	約2.7pips	約0.3pips	約1.0pips
EUR/USD	約2.1pips	約2.1pips	約0.3pips	約0.7～1.2pips

マイクロ口座はスタンダード口座と同条件で、少額取引向けです。

また、ゼロ口座は非常に狭いスプレッドが魅力ですが、別途取引手数料が発生します。

スキャルピングにはゼロ口座、ボーナス重視ならスタンダードやマイクロ、バランス型ならKIWAMI極が適しています。

スプレッドは時間帯や相場状況で変動するため、XM公式のリアルタイム情報も参考にすると良いでしょう。

XMの取引手数料（ゼロ口座のみ）

XMでは、取引手数料が発生するのはゼロ口座を利用した場合のみです。

スタンダード口座やマイクロ口座、KIWAMI極口座では取引手数料は一切かからず、取引コストはスプレッドに完全に含まれています。

一方、ゼロ口座は業界最狭水準のスプレッドを実現する代わりに、約定ごとに固定の手数料（ECN手数料）が課されます。

ゼロ口座の取引手数料の詳細

XMのゼロ口座では、通貨ペア取引に対して1ロットあたり往復10通貨分（片道5通貨×2）の手数料が発生します。

基軸通貨に応じて課されるため、例えばUSD/JPYなら10ドル、EUR/GBPなら10ユーロ、GBP/USDなら10ポンドが基準となります。

これにスプレッドコストが加わり、トータルでの取引コストが構成されます。

スプレッドが0.3pipsの場合、総コストは約4,400円前後になる計算です。

ゴールド・シルバーの手数料

XMのゼロ口座では、ゴールドとシルバーの取引にも特別な手数料が設定されています。

ゴールドは取引価格の1%、シルバーは取引価格の50%が1ロットあたりの往復手数料として発生します。

たとえば金価格が1,940ドルのときに100オンス取引すれば約19.4ドル（約2,700円）、銀が23.5ドルなら約11.75ドル（約1,600円）の手数料がかかります。

手数料徴収のタイミング

XMのゼロ口座では、プラットフォームによって手数料の差し引かれるタイミングが異なります。

MT4では注文と同時に往復分の手数料が一括で差し引かれ、ポジションを決済しなくても全額が即時反映されます。

一方MT5では、新規注文時に半分、決済時に残り半分が引かれる分割方式です。

どちらを使っても手数料額に大きな違いはありませんが、為替レートの変動により、円換算で若干の差が出る可能性はあります。

XMの入金手数料

XMへの入金に関して、基本的にあらゆる入金方法で手数料は無料です。

XMは「入金手数料ゼロ方針」を掲げ、クレジットカード、デビットカード、電子ウォレット、国内銀行振込、仮想通貨入金など、どの入金方法でもXM側が手数料を全額負担してくれます。

しかし、例外的なケースとして、入金方法や金額によってはユーザー側で負担すべき手数料が発生することがあります。

各入金方法に対する代表的なポイントを以下で整理していきます。

国内銀行振込

XMの日本向け口座では、国内銀行振込での入金に対応しています。

1万円以上の入金であればXM側が振込手数料を全額負担するため、ユーザーは実質無料で出金できます。

ただし、1万円未満の小額入金では880円または1,500円の手数料が発生し、ユーザー負担となる点に注意が必要です。

無駄なコストを避けるためには、必ず1万円以上をまとめて入金するのがおすすめです。

クレジットカード／デビットカード入金

XMではVISAやJCBカードを利用した入金が可能で、手数料は完全無料です。

入金処理を行うと数秒から数分で即座に口座へ反映されるため、取引機会を逃さず資金を入金できます。

まれにカード会社側で換算手数料が請求されることがありますが、その分は後日XMが補填してくれるため、実質的に無料で利用できます。

オンラインウォレット入金

XMはBitwalletやSticPay、BXONEなど主要な電子ウォレットからの入金に対応し、XM側での手数料は無料です。

そのため、ウォレットからXM口座に送金する際には全額が反映されます。

ただし、電子ウォレット自体に資金を入れる段階で手数料が発生する点に注意が必要です。

たとえば、Bitwalletではクレジットカード入金に8〜8.5%の手数料がかかるため、コストを抑えるには銀行振込など低コスト手段を経由するのがおすすめです。

仮想通貨入金

XMはUSDTなどの仮想通貨入金に対応し、専用のMyWalletを通じて送金できます。

ただし、送金時にはブロックチェーンのネットワーク手数料（いわゆるガス代）が発生し、これは利用者の負担となります。

ERC20規格のUSDTを少額送金する際は数十～数百円程度のガス代が必要です。

XMでは受け取り側での追加費用はないため、このガス代のみを考慮して入金計画を立てれば安心です。

XMの出金手数料

XMからの出金についても、基本的にXM側の手数料は無料です。

ユーザーが利益を出金する際、クレジットカードへの返金処理や電子ウォレットへの送金、銀行振込出金などあらゆる方法でXMが費用を負担してくれます。

とはいえ、出金方法や金額によってはいくつか覚えておきたい条件・注意点があります。

各出金方法に対する代表的なポイントを以下で整理していきます。

国内銀行出金

日本の銀行口座へ出金する際、XMは40万円以上であれば手数料を全額負担し、ユーザーの口座に満額が振り込まれます。

一方、40万円未満の出金には一律2,500円が差し引かれます。

たとえば、10万円を出金した場合、実際の受取額は97,500円となります。

また、XM側は無料対応でも中継銀行や受取銀行の手数料が別途発生する場合があるため、実質的な着金額が目減りすることもあります。

クレジットカード／デビットカード出金

クレジットカードやデビットカードへの出金は、入金額と同額までを返金処理として行う仕組みです。

たとえば、5万円をカードで入金した場合、まずその5万円まではカード口座に返金され、通常3～5営業日で反映されます。

ただし、カードで入金した額を超える利益分については返金できず、銀行送金や電子ウォレットなど別の方法を利用する必要があります。

利益を出金する際は、こうしたルールを理解しておくことが大切です。

オンラインウォレット出金

XMからBitwalletやSticPayといった電子ウォレットへの出金は手数料無料で、申請した金額がそのままウォレット口座に反映されます。

ただし、その後ウォレットから自分の銀行口座へ出金する際に手数料が発生します。

たとえば、Bitwalletなら777円または0.5%、SticPayなら2%+800円が必要で、ウォレット運営会社に支払わなければいけません。

仮想通貨出金

XMはUSDTなど仮想通貨での出金に対応しており、指定したウォレットアドレス宛に送金できます。

XM側の基本手数料は無料ですが、少額出金の場合は注意が必要です。

USDT（ERC20）で300ドル未満を出金する際は、ネットワーク手数料として15ドルが差し引かれますが、300ドル以上の出金ならXMが負担するため満額を受け取れます。

XMのスワップポイント

スワップポイントとは、通貨ペア間の金利差調整のためにポジションの保有者に発生する金額のことです。

FXでは各通貨に金利が存在するため、ある通貨を買い持ちするとその金利を受け取り、売り持ちすると支払う必要があります。

毎営業日ニューヨーク市場クローズ時（日本時間午前6～7時頃）のポジションに対して加算、または減算します。

平日は1日分ずつ、週末分は水曜日のクローズ時に3日分がまとめて計上（いわゆるスワップ3倍デー）されるルールです。

では、XMのスワップポイントの特徴について解説します。

通貨ペアごとに異なる

XMのスワップポイントは通貨ペアの金利差によって決まり、金利の高い通貨を買い、低い通貨を売るとプラスのスワップが受け取れます。

たとえば、南アフリカランドやメキシコペソを買えばスワップ益が出やすく、円やスイスフランを買うとコストがかさみます。

ただし、一部の通貨ペアでは買いも売りもマイナスとなる場合があるため、金利差が小さい組み合わせでは注意が必要です。

KIWAMI極口座はスワップフリー

XMには「イスラム口座（スワップフリー口座）」という名称はありませんが、実質的にスワップが発生しないKIWAMI極口座が用意されています。

KIWAMI極口座では特定の主要通貨ペアがスワップゼロに設定され、金利差を気にせず長期保有できます。

ただし、対象は限られ、高金利通貨ペアなどでは通常どおりスワップが発生します。

さらに、仮想通貨CFDのように、スワップそのものが発生しない商品もあるため、取引前に対象銘柄を確認しておくことが重要です。

スワップポイントの確認方法

XMのスワップポイントは、公式サイトとMT4/MT5の両方で確認できます。

公式サイトでは各商品の「取引条件」にスワップロング・スワップショートの値を掲載しています。

数値は市場金利や流動性に応じて毎日変動するため、長期保有を検討している場合は定期的にチェックする習慣を持つと安心です。

XMの口座維持手数料

XMでは、一定期間取引などのアクティビティがない口座に対して口座維持手数料（休眠手数料）が課される場合があります。

口座を長期間放置するユーザーに対し、システム維持コストとして少額の管理料を徴収する業界共通の措置です。

口座維持手数料の具体的な条件と金額

XMでは、最後の取引や入出金から90日以上操作がない口座は休眠状態となり、残高から月10ドルが差し引かれます。

円建て口座の場合はその時点の為替レートで換算され、約1,000円前後が徴収されます。

残高が10ドル未満なら全額を引かれ、ゼロならそれ以上減ることはありません。

なお、休眠に移行すると残っていたボーナスやXMPはすべて消滅するため、継続して口座を利用する予定がない場合は資金を移動させておきましょう。

口座維持手数料の回避・対処方法

XMの口座維持手数料は月10ドルと小額ですが、取引をしていない時期に資金が減るのは避けたいところです。

いずれかを行えば休眠リセットとなり、手数料は発生しません。

仮に休眠に移行しても、取引を再開すればステータスは復活します。

XMの口座間資金移動の手数料

XMの口座間資金移動は基本無料で利用できますが、手数料がかかってくる場合があります。

以下にXMの口座間資金移動の手数料についてまとめました。

基本手数料

XMでは自分名義の口座間資金移動に手数料はかかりません。

MyXM（会員ページ）から振替申請を行うと、片方の口座残高が即時に減り、もう一方に同額が反映されます。

資金移動を頻繁に利用する人にとってもコスト負担がゼロで済むため、非常に使いやすい仕組みといえるでしょう。

為替手数料

XMの口座間資金移動は基本無料ですが、移動元と移動先の口座通貨が異なる場合には両替が行われ、0.3%の為替手数料が発生します。

たとえば、USD建て口座からJPY建て口座へ1,000ドルを移す場合、XMのレートで円換算された後に0.3%分が差し引かれて反映されます。

異なる通貨間での振替は繰り返すほど残高が減るため、ボーナス狙いなどで頻繁に資金を動かすと無駄なコストになる点に注意が必要です。

XMで手数料を節約・安くするためのポイント

XMは他社に比べても良心的な手数料体系ですが、更に取引コストを抑えるためにトレーダーが工夫できるポイントがあります。

自分に適した口座タイプを選ぶ

XMには複数の口座タイプが用意されており、トレードスタイルによって適した選択肢が異なります。

たとえば、初心者や少額取引が中心の人には、手数料が無料でボーナスも受け取れるスタンダード口座やマイクロ口座が向いています。

逆に短期売買や大ロットの取引が多い場合は、取引手数料が発生してもスプレッドが極めて狭いゼロ口座を選んだ方が、トータルのコストを抑えやすくなります。

スワップを重視した中長期の運用では、KIWAMI極のような条件が合う口座も検討材料になります。

入出金はまとめて行う

XMでは基本的に入出金手数料は無料とされていますが、実際には出金方法や金額によってコストが発生することがあります。

国内銀行送金で40万円未満の出金を行うと、1回につき2,500円の手数料がかかります。

例えば20万円を2回に分けて出金すると5,000円もの手数料が差し引かれますが、40万円を一度に出金すれば手数料は半分で済みます。

入金についても、少額を何度も繰り返すより、ある程度まとまった金額を一括で入れる方が効率的です。

資金管理の面でも、入出金の回数はできるだけ絞り、必要なタイミングでまとめて行う方がコストを抑えやすくなります。

低コストな決済手段を選ぶ

XMで取引コストを抑えるには、入出金時の決済手段を工夫することも大切です。

入金については、クレジットカードやApple Payでの入金が完全無料で、最も手数料を抑えやすい方法です。

銀行振込は1万円以上であればXM側は無料ですが、振込時の手数料は自己負担となる点に注意が必要しなければいけません。

しかし、利益分についてはBitwalletなどを利用した方が少額の場合は割安になります。

たとえば、利益が少ないうちはBitwallet経由での出金が便利ですが、利益が大きくなったら銀行送金で一括出金した方が手数料を節約できる場面もあります。

状況に応じて最適なルートを見極めることが、無駄な出費を減らす鍵です。

不要なポジションの持ち越しを避ける

スワップポイントは通貨ペアや売買の方向によって利益にも損失にもなります。

マイナススワップが大きい通貨ペアを長く保有すると、狙っていた利益が削られてしまうことも珍しくありません。

短期トレードであれば、数日〜1週間程度の塩漬けでもコストが積み重なりやすいため注意が必要です。

また、水曜日の夜は週末分を含む3日分のスワップが発生するため、取引のタイミングにも気を配ることで不要な手数料を抑えられます。

休眠口座にしない

XMでは、90日間取引や入出金のない口座は自動的に休眠扱いとなり、毎月10ドルの維持手数料が差し引かれます。

知らぬ間に複数口座を放置していると、いつの間にか残高が目減りしていたという事態にもなりかねません。

取引予定のない口座は早めに整理し、必要な資金だけ残して他は出金しておくのが安心です。

今後使う予定があっても3か月以上放置するなら、事前に少額でもいいので1回トレードを行っておくと休眠化を防げます。

ボーナスやポイントを活用する

XMでは、取引ボーナスや入金ボーナス、XMPポイントといった特典を活用することで、実質的に取引コストを抑えることが可能です。

たとえば、新規口座開設時にもらえる3,000円分のボーナスは、自己資金なしでもトレードが始められ、その利益はそのまま手元に残ります。

また、入金ボーナスで証拠金が増えれば、少ない資金でも余裕を持って取引ができ、コスト負担の感覚が軽くなります。

スタンダードやマイクロ口座ではこの恩恵を受けやすく、特にスキャルピングをする人にとっては大きな補助となります。

手数料を意識するなら、こうしたボーナス特典も上手に取り入れていくと良いでしょう。

XMの手数料に関するよくある質問と回答

最後に、XMの手数料について初心者の方から寄せられがちな質問とその回答をQ&A形式でまとめます。

まとめ

XMの手数料を理解することは、利益を安定させるために欠かせないポイントです。

スプレッドや取引手数料だけでなく、入出金や口座維持費、スワップポイントといったコストも全体像として把握しておくことで、無駄な出費を防げます。

初心者はスタンダード口座やマイクロ口座で経験を積み、慣れてきたらゼロ口座やKIWAMI口座で取引コストを抑える戦略も有効です。

XMの手数料を正しく理解し、最適な口座選びと資金管理に役立ててください。