XM(XMTrading)の約定力は、海外FX業者の中でもトップクラスで、注文がすばやく通りやすい点が大きな特徴です。
この高い約定力により、スキャルピングや短期取引のように素早い判断が求められる場面でも、安心して利用しやすい環境が整っています。
ただし、相場が急に動くタイミングではスリッページが発生することがあり、その仕組みや起きやすい状況を理解しておくことが大切です。
事前に対策を取っておけば、意図しない価格で約定してしまうリスクを抑えることができます。
本記事では、XMの約定力やスリッページの特徴、発生する原因、対処法、そして許容範囲の設定方法まで、初心者にもわかりやすく解説していきます。
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XMの約定力は高い?スリッページの有無


約定力とは、「注文した価格でどれだけ素早く、思いどおりに取引が成立するか」を表す基準です。
約定力が高いほど注文が狙い通りに通りやすく、スリッページ(狙った価格と実際の約定価格がズレること)も発生しにくくなります。
XMの約定率は99.98%と非常に高く、約定スピードも99%以上が1秒以内と公表されており、業界でも高い評価を得ています。
また、リクオート(再提示)が原則として発生しない点も特徴で、取引の透明性が高いことが強みです。
通常時にはスリッページがほとんど見られませんが、急激な値動きや重要な経済指標が発表される瞬間などには、一時的に起きる場合があります。
とはいえ、XMでは不利なスリッページができる限り抑えられる仕組みが整っており、影響は最小限にとどまります。
安定した約定環境を重視するトレーダーにとって、安心して利用できる条件が整っていると言えるでしょう。
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XMでスリッページが発生する原因と対処法
XMは約定力が高い海外FX業者ですが、特定の状況ではスリッページが発生することがあります。
とくに相場が大きく動いているときや注文が一気に集中したときなどは、狙った価格と実際の約定価格に差が出やすくなります。
以下では、XMでスリッページが起こりやすい主な原因やタイミングを整理し、そのうえでスリッページをできるだけ小さくするための具体的な対処法を解説していきます。
重要経済指標などによる急変動


米雇用統計や政策金利の発表、要人発言などは市場に大きな影響を与えます。
発表内容によっては一瞬で相場が数十pips動くこともあり、そのタイミングで注文が集中するとシステムの処理が追いつかず、希望した価格からズレて約定するケースが発生します。
とくにドル円やユーロドルなどの主要通貨は値動きが大きくなりやすく、スリッページも発生しやすくなります。
こうした急変動が予想される時間帯は、落ち着いた相場とは異なる注意が必要になります。
対策としては、重要指標の発表前後は新規エントリーを控える、ロット数を通常より少なくする、あるいはスリッページ許容範囲を狭めに設定するなどの方法が効果的です。
無理に取引しないことで、想定外の価格で約定してしまうリスクを大きく減らせます。
月曜早朝の窓開け
土日のあいだに大きなニュースや地政学的な動きがあった場合、月曜早朝の市場オープン時に価格が大きく飛ぶ「窓開け」が発生することがあります。
とくにニューヨーク市場が閉まってから東京市場が動き出すまでの時間帯は参加者が少なく、流動性が大きく低下します。
その影響で注文が希望価格で通りにくくなり、スリッページが起きやすい状況になります。
週末にポジションを持ち越す場合は、こうした価格変動のリスクを理解したうえで、必要に応じてロットを減らすなどの対策が必要です。
週末前にポジションをいったん決済して窓開けの影響を避ける、ロット数を小さくしてリスクを抑える、または月曜早朝のエントリーを控えて相場が落ち着いてから取引を開始するといった方法が有効です。
初心者は、無理に週明け直後を狙わず、値動きが安定するまで様子を見ることで不利な約定を避けられます。
市場参加者が少ない
市場参加者が少ない時間帯は、売りと買いのバランスが崩れやすく、希望価格で約定しにくくなります。
日本時間の早朝5時〜7時頃や、クリスマス・年末年始といった市場が閑散とする時期は、流動性が極端に低下しやすい傾向があります。
このような状況では、わずかな注文でもレートが大きく動きやすく、スリッページが発生しやすくなります。
XMの約定力が高い場合でも、流動性そのものが不足している時間帯では注意が必要です。
流動性が低くなる時間帯を避ける、ロット数を抑えて急な値動きの影響を小さくする、あるいは指値注文を使って許容できる価格範囲内でのみ約定させるといった方法が有効です。
取引が集中しやすい時間帯や流動性が薄くなる時間帯を把握するだけでも、スリッページのリスクは大きく下げられます。
取引前に相場の動きや市場参加者の多さを確認する習慣をつけると安心です。
不安定な通信環境
インターネット回線が不安定だったり、Wi-Fiの電波が弱かったりすると、注文がXMのサーバーへ届くまでに時間がかかり、そのあいだにレートが変わってしまうことがあります。
ノートPCやスマートフォンの無線接続では、通信速度の揺れによって約定価格がズレるケースも見られます。
通信が不安定だと、どの取引にも影響が出る可能性があるため、特に注意が必要です。
できるだけ安定した有線回線を利用する、Wi-Fiの場合はルーターへ近い位置で接続する、スマートフォンなら4G/5G回線を活用するなど、通信の安定性を高める工夫が効果的です。
さらに、複数のネット回線を確保しておくと、万が一のトラブル時にも素早く切り替えられ、スリッページのリスクを大きく抑えられます。
取引サーバーとの物理的な距離
XMの取引サーバーはロンドンに設置されており、日本からアクセスする場合は物理的な距離によってわずかな通信遅延が発生します。
通常は数百ミリ秒程度の誤差ですが、相場が急激に動いている局面では、このわずかな遅れが約定価格のズレにつながることがあります。
特にスキャルピングのようにミリ秒単位の速度が重要な取引では、距離によるタイムラグの影響を受けやすくなります。
高速な約定環境を求める場合は、通信経路を短くできるVPS(仮想専用サーバー)を活用する方法が有効です。
ロンドン近郊のサーバーを利用すれば、日本から直接アクセスするよりも遅延を大幅に減らせるため、スリッページのリスクを小さく抑えることができます。
取引量が多すぎる
取引量が多すぎると、一度に希望価格で約定できない場面があります。
市場の流動性に対して注文数量が大きい場合、サーバーが複数の価格帯に分けて処理するため、結果として平均約定価格がズレやすくなります。
相場が動いている時間帯では、このズレがスリッページとして強く現れやすく、思わぬ損失につながることがあります。
XMは約定力に強みがありますが、大口注文ではリスクが高まりやすいため注意が必要です。
注文数量を分割して複数回に分けて発注する、急激に動きやすい時間帯を避ける、あるいはロット数を調整して市場の流動性に合わせるなどの方法が効果的です。
とくに分割発注は、ひとつの価格に依存しないためスリッページを抑えやすく、安定した約定を狙う際に役立ちます。
EAや高頻度取引によるサーバー負荷
自動売買プログラム(EA)や高頻度取引を行う場合、短時間に大量の注文が同時に発生し、サーバー負荷が高まることで処理が遅れることがあります。
急変動時にはEAが一斉に条件を満たして注文を出す場面も多く、さらに注文が集中しやすくなるため、スリッページの発生率も上がります。
XMのサーバー性能は高水準ですが、このような特殊な状況では完全に回避することはできません。
VPSを利用して安定した通信環境を確保するほか、EAの設定を見直して注文頻度を抑える、エントリー条件を厳しめにするなど、過剰な注文が発生しないよう調整することが効果的です。
また、EAの稼働時間を指標発表直後など注文が集中しやすい時間帯と避けることで、サーバー負荷を軽減し、スリッページのリスクも下げられます。
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XMでスリッページの許容範囲を設定する方法
一般的なFXプラットフォームには、注文を実行するときにどれだけのスリッページを許容するか指定できる機能があります。
しかし、XMではこの設定方法がやや特殊で、MT4とMT5でも操作手順が少し異なります。
ここでは、MT4とMT5それぞれでスリッページの許容範囲を設定する具体的な手順を、初心者でも迷わず進められるように分かりやすく説明していきます。
MT4の設定方法


MT4では、ユーザー自身が「許容スリッページ幅(価格誤差の許容値)」を設定できます。
これは、発注時に設定した幅以上の価格ズレが発生した場合、自動的に注文をキャンセルしてくれる仕組みです。
設定方法は次の手順で行います。
- 上部メニューの「ツール」をクリック
- 「オプション」を選択
- 「取引」タブを開く
- 「価格誤差のデフォルト」欄に数値を入力(1〜5ポイント)
- 「OK」を押して保存
1ポイント=0.1pipsのため、たとえば数値を3と設定すると、0.3pipsまでのズレを許容することになります。
この許容範囲を超える価格差が発生した場合、注文は自動的に拒否されます。
XMはNDD方式のため設定値がそのまま反映されないケースもありますが、目安として活用することで、スリッページによる意図しない約定を防ぎやすくなります。
MT5の設定方法


MT5でも、MT4と同様に許容スリッページ幅を自分で設定できます。
取引時に指定した幅以上の価格差が生じた場合、自動的に約定をブロックする仕組みになっており、予期せぬスリッページを防ぐのに役立ちます。
設定手順は次のとおりです。
- メニューから「ツール」をクリック
- 「オプション」を選択
- 「取引」タブを開く
- 「スリッページ」欄に希望の数値をポイント単位で入力
- 「By Default(デフォルト値として適用)」を選び、「OK」で保存
MT5では一度設定すると、新規注文画面に自動的に指定した許容スリッページ幅が反映されます。
たとえば、5ポイントに設定した場合、0.5pips以上のズレが発生する注文は自動的に拒否される仕組みです。
XMのNDD環境では約定スピードが速いため、こうした設定を併用することで、より安定した取引環境を整えやすくなります。
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XMの約定力・スリッページに関するよくある質問と回答
最後に、XMの約定力やスリッページについて初心者が疑問に思いがちな点をQ&A形式でまとめます。
まとめ
XMは約定力の高さに定評があり、全体の約定率は99%を超えています。
発注から約定までのスピードも非常に速く、スリッページや注文拒否が起こりにくい点が大きな特徴です。
また、NDD方式を採用しているため取引の透明性が高く、初心者でも安心して注文を出せる環境が整っています。
急激な相場変動時にはスリッページが発生する可能性はありますが、通信環境を整えることでその影響を最小限に抑えることができます。
高速約定と安定した取引環境を重視するなら、XMで口座を開設してその快適さを実際に体感してみてください。
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