XM(XMTrading)のボーナスが出金できるのかは、多くのトレーダーが気になるポイントでしょう。
結論から言えば、XMのボーナス自体をそのまま現金として出金はできません。
口座開設ボーナスや入金ボーナスなどは、あくまで取引の証拠金として使えるクレジットという位置づけです。
また、資金移動や出金時にボーナスが消滅するケースもあるため、ルールを正しく理解しておかないと思わぬ損失につながります。
本記事では、XMのボーナス出金ルールやボーナスが消滅する原因、その対処法について詳しく解説します。
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XMのボーナスは出金できる?


XMのボーナスは出金できませんが、ボーナスを使って得た利益は出金可能です。
ボーナスは「取引専用のクレジット」として付与され、証拠金として利用できる資金にあたります。
つまり、現金のように引き出すことはできませんが、トレードの元手として活用し、利益を増やすためのサポート資金として使えます。
以下の表で、XMの資金区分を整理しておきましょう。
| 区分 | 内容 | 出金可否 |
|---|---|---|
| 残高(Balance) | 自分が実際に入金した資金 | 出金可能 |
| ボーナス(Credit) | XMから付与されるクレジット(取引専用) | 出金不可 |
| 有効証拠金(Equity) | 残高+ボーナスの合計。トレードに使える総資金 | 出金不可(残高部分のみ可) |
ボーナスはロスカットを防ぐ「クッション機能」としても働き、損失時には自己資金の代わりに減少します。
また、ボーナスを使った取引で得た利益分は自由に出金できますが、出金を行うとボーナスも出金割合に応じて減少する点に注意が必要です。
全額出金すればボーナスも消滅します。
つまり、XMのボーナスは「引き出せないが利益を生むための支援資金」として賢く活用するのがポイントです。
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XMのボーナス出金条件
XMのボーナスそのものは出金できませんが、ボーナスを使って得た利益は出金できます。
「ボーナスだけで取引を行って利益を出した場合」には注意すべき出金条件があります。


以下では、XMの代表的なボーナスである口座開設ボーナスを例に、利益出金の条件を詳しく見ていきましょう。
これら出金条件は、「入金せずボーナスのみで取引を行ったケース」で適用され、通常の入金を伴う取引で利益を出した場合は通常通り出金可能です。
5回以上の取引を行う
XMでは、ボーナスを使って得た利益を出金するには、最低5回以上の取引実績が必要です。
これは、ボーナスを悪用した短期的な出金を防ぐための規定です。
たとえば、口座開設ボーナスだけで1〜2回トレードして偶然利益が出たからといって、すぐに出金することはできません。
XMは健全な取引活動を行うトレーダーにのみ利益出金を認めているため、しっかりと複数回の取引を行い、ボーナスを本来の目的通りに活用することが求められます。
1回あたり0.1ロット以上で取引する
XMのボーナスで得た利益を出金するには、1回あたり0.1ロット以上の取引を行う必要があります。
これは、0.01ロットなどの超少額トレードを繰り返して形式的に条件を満たす行為を防ぐためのルールです。
0.1ロットとは1万通貨に相当し、ドル円であればおよそ1,500円前後の証拠金で取引可能です。
実際にリスクを取り、一定のトレード量をこなして初めて「正当な取引実績」とみなされます。
小さな試し売買では条件を満たさないため、意識的にロット数を調整して取引しましょう。
各ポジションを10分以上保持する
XMでは、ボーナスを使った取引で得た利益を出金するために、各ポジションを10分以上保持する必要があります。
これは、数秒から数分で決済するスキャルピングのような超短期取引を制限するための条件です。
XMが求めるのは、市場分析を伴う通常の取引であり、単なるボーナス消化目的のトレードではありません。
もし保有時間が10分未満の取引ばかりの場合、取引実績としてカウントされず出金条件を満たせない可能性があります。
落ち着いてエントリーと決済を行い、健全な取引履歴を積み上げましょう。
利益額が1万円以上
XMでボーナスを利用して得た利益を出金するには、累計で1万円以上の利益を達成している必要があります。
数百円や数千円といった少額では出金申請が通りません。
これは、ボーナスを使った小額の短期的な利益狙いを防ぎ、継続的な取引を促すための仕組みです。
ある程度の利益を積み上げることで、XM側も「実際のトレードを通じて得た正当な成果」と判断します。
焦らずにしっかりと取引を重ね、1万円以上の利益を達成してから出金申請するようにしましょう。
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XMでボーナスが消滅する原因一覧
XMのボーナスを活用して取引する上で重要なのが「どんな時にボーナスが消滅(ゼロになる)のか」という点です。
以下に、XMでボーナスが消滅する原因を一覧にしました。
口座から資金を出金した
XMの口座から資金を出金すると、出金額に応じてボーナスが同じ割合で減額されます。
たとえば、有効証拠金が30万円(残高20万円+ボーナス10万円)の状態で10万円を出金した場合、残高の50%を出金したことになります。
そのため、ボーナスも半分の5万円が消滅し、出金後の残高は10万円、ボーナスは5万円です。
これは「利益だけを抜き出す」ことができないルールで、全額出金すればボーナスも全て消滅します。
出金の際は、この割合減少を必ず意識しておきましょう。
ボーナス対象外の口座へ資金移動した


XMで資金をボーナス対象外の口座へ移動すると、その移動額に応じてボーナスが消滅します。
スタンダード口座やマイクロ口座から、KIWAMI極口座やゼロ口座へ資金を振り替える場合が該当します。
たとえば、ボーナス10万円付きのスタンダード口座から10万円をKIWAMI極口座へ移動すると、残高の50%を移動したことになります。
本来はボーナス5万円も移行される計算ですが、対象外口座ではボーナスが無効となるため消滅します。
移動前に必ず移動先がボーナス対応口座かを確認し、誤ってボーナスを失わないよう注意が必要です。
ゼロカットが執行された
XMでは大きな損失を出してゼロカットが執行されると、ボーナスも同時に減少または消滅します。
取引で損失が出ると、まず自己資金から差し引かれ、残高でカバーできない分がボーナスから補填される仕組みです。
たとえば残高5万円+ボーナス5万円の状態で7万円の損失を出した場合、残高がゼロになり、残りの2万円分がボーナスから差し引かれます。
結果、ボーナスは3万円に減少します。
損失がさらに拡大するとゼロカットが発動し、残高・ボーナスともに消滅します。
ボーナスは損失を補う“緩衝材”でもあるため、無理な取引は避けましょう。
90日以上取引していない
XMでは、90日以上取引や入出金を行っていない口座は自動的に「休眠口座」とみなされ、その時点で口座内のボーナスがすべて消滅します。
ロイヤルティプログラムのXMPポイントも同時に失効するため注意が必要です。
さらに、休眠状態へ移行した後は毎月5ドル(または相当額)の口座維持手数料が残高から差し引かれます。
残高がゼロになると課金は止まりますが、再び90日放置すると口座が完全に凍結され再利用できません。
ボーナスを維持したい場合は、3か月に1回程度はログインや取引を行い、口座をアクティブに保ちましょう。
利用規約違反で口座凍結された
XMで利用規約に違反した場合、該当口座は即時凍結され、保有していたボーナスやXMポイントはすべて消滅します。
凍結された口座は解除できず、新たに口座を開設し直す必要があります。
代表的な違反例として、複数口座を使った両建てや他社口座とのアービトラージ(裁定取引)などが挙げられます。
こうした行為が発覚すると、再開設自体を拒否されることもあります。
ボーナスや取引履歴を守るためにも、事前にXMの禁止事項をよく確認し、正しいルールのもとで取引を行うよう心がけましょう。
口座開設後30日以内に本人確認を完了していない
XMでは、口座開設から30日以内に本人確認を完了しないと、口座開設ボーナスの受け取り権利が消滅します。
これは「ボーナスが消滅する原因」のひとつで、期限を過ぎると未反映のボーナスが無効化されます。
たとえば、口座を開設しても書類提出を忘れたまま30日が経過すると、本来受け取れるはずだった15,000円分のボーナスは失効します。
本人確認を済ませるまではトレード自体もできないため、ボーナスを活かせないままとなります。
開設後はできるだけ早めに本人確認を行い、付与期限を逃さないよう注意しましょう。
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XMでボーナスが消滅しないための対処法
「どうすればボーナスを長持ちさせられるのか?」という疑問に対し、XMでボーナスが消滅しないための対処法について解説します。
大切なボーナスを最大限活用するためには、事前に対処法を知っておくことが重要です。
可能な限りボーナスを使い切ってから出金する
XMでボーナスを失わないためには、可能な限りボーナスを使い切ってから出金することが効果的です。
ボーナス残高がある状態で資金を出金すると、その出金割合に応じてボーナスも減少します。
つまり、せっかくの特典を無駄にしてしまうことになります。
出金を検討する前に、ボーナス分の資金を使って追加トレードを行い、利益へ変えておくのが賢明です。
少額でも利益を出せれば、出金時に失われるボーナス分を補うことができます。
焦らず計画的に活用し、ボーナスを最大限に生かしてから資金を動かすようにしましょう。
ボーナス対応口座へ振替する


XMでボーナスを維持したまま資金を移動したい場合は、ボーナス対応口座へ振替することが大切です。
スタンダード口座やマイクロ口座など、ボーナスが適用される口座同士であれば、資金移動を行ってもボーナスが消滅することはありません。
反対に、ゼロ口座やKIWAMI極口座などの非対応口座へ振替すると、ボーナスが自動的に消滅してしまいます。
移動先を間違えると元に戻せないため、振替前に必ず対象口座を確認しましょう。
ボーナス対応口座間での振替を徹底すれば、特典を無駄にせずに資金を有効活用できます。
使わない追加口座は放置せず整理する
XMでボーナスを維持するためには、使わない追加口座を放置せず整理することが大切です。
XMでは最大8口座まで保有できますが、長期間取引や入出金のない口座は休眠状態となり、ボーナスが消滅する可能性があります。
口座開設ボーナスを受け取っただけで取引していない口座は要注意です。
不要な口座は会員ページから簡単に削除でき、削除すれば休眠や凍結の心配もありません。
削除前に残高やボーナスが残っている場合は移動しておきましょう。
継続利用したい場合でも、定期的にログインや少額取引を行い、口座をアクティブな状態に保つことが重要です。
取引前にXMの規約や禁止事項を再確認する
XMでボーナスを維持するためには、取引前にXMの規約や禁止事項を再確認することが欠かせません。
ボーナスが消滅する原因の多くは、無意識のうちにルールに違反していることです。
特に複数口座や他社口座を利用した両建て行為、システムの抜け道を狙うような取引は厳しく監視されています。
安全に取引を続けるために、以下の禁止事項を必ず押さえておきましょう。
- 複数口座間での両建て(自社内クロス)
- XMと他社を併用した両建て(異業者間クロス)
- 複数人で示し合わせた両建て取引
- 裁定取引(アービトラージ)行為
- サーバー遅延やレートエラーの悪用
これらに該当すると即時ボーナス没収や口座凍結の対象となるため、取引前に必ず規約を確認し、正しいルールで取引を行いましょう。
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XMのボーナス出金・消滅に関するよくある質問と回答
最後に、XMのボーナスの出金や消滅ルールについて初心者の方からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
まとめ
XMのボーナスは現金として出金できるものではなく、あくまで取引資金として活用する特典です。
証拠金を増やしてトレードを有利に進めるためのサポートであり、利益を生み出す過程でこそ効果を発揮します。
ただし、ボーナスは出金や資金移動などの操作によって消滅する場合があり、ルールを知らずに操作してしまうと、せっかくの特典を失ってしまいます。
ボーナスを最大限活用するには、定期的に口座状況を確認し、公式ルールをしっかり把握しておくことが重要です。
XMのボーナスルールを正しく理解して使えば、取引コストを抑えながら効率的にトレードを進められるでしょう。
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